その1
生活に必要な筋肉は柔軟性、バランス、協調性になります。
生活に必要な筋肉とは自らの足で歩く、洋服を着る、靴を履く、お風呂に入るなど自分のことは自分で行うことができる筋肉です。
生活には様々な動作がありますが、例えば上の服を着るには肩や肩甲骨の柔軟性、下の服を着るには股関節の柔軟性が欠かせませんし、他にも片足を挙げて湯舟を跨ぐバランス、リズムよく歩くための全身の筋力の協調性は欠かせません。
他にも体幹の柔軟性が無ければ後ろから呼ばれたときに振り返ろうとしてバランスを崩してしまい転倒してしまったり、足が引きづりがちになると歩行中になんてことない障害物や段差につま先が当たり、転倒してしまったりしまうことがあります。
片足でのバランスが悪ければ歩行中にふらついたり、ちょっとしたタイミングや方向転換・イスから立ち座りでよろめいたりしてしまいます。
そういった運動能力を獲得するためにはマシーンで行う重い重量のトレーニングではなく自重や重くないダンベルでのトレーニングが必要である考えました。
マシーントレーニングがかならずしも悪いわけではありません。マシーンのいいところは狙った筋肉・部位を狙って鍛えるという所です。ですが、いつも同じような部位に負荷がかかる為に怪我や痛みの原因になったり、目的にそぐわない筋力をつけることになります。
また、重りを上げることに精一杯になってしまい、呼吸を止めて力んでしてしまうことで血圧が上がりすぎてしまい、体調不良を起こしてしまうこともあります。
体調不良・痛み・怪我があると高齢者の方はデイサービスを休みがちになります。そうなると引きこもり・寝たきりを助長し、筋力や体力が落ちてしまい、ますます悪循環になり、外出をする機会が失われてしまいます。
そのような理由で品川フィットネスクラブでは筋力トレーニングマシーンは置いておらず、その代わり軽いダンベルや自重などを使った合同体操を取り入れるようにしています。
次回は品川フィットネスクラブが重視している事、その2!有酸素運動です。